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天国の扉

ちょいS部長の羞恥レッスン44

 しばらくして戻ってきた藤崎は、いつものポシェットを肩から下げている。

 璃子が指示を待っていると、藤崎はポシェットの中に手を入れながら言った。

「午後はこれを入れたまま過ごせ」

 藤崎が取り出したのは、プールへ行った際に使用したあのバイブだ。

 璃子が慌てたのは言うまでもない。

「高虎さん! そんなものを職場に持ってきてはいけません!」

「そんなことは個人の自由だろう。俺は社則を全て暗記しているが、『バイブやローターを持参してはいけない』などはどこにも書かれていないぞ」

「そういう問題ではなく、一般常識です!」

「璃子は俺の事を非常識だと罵(ののし)っているのか?」

「そ、そういうわけではないですが、職場に全く不必要なものですので……」

 立場が弱い璃子の拒絶は、またしてもしぼんでいく。

 藤崎は特に語気を強めるでもなく、平然とした口調で言った。

「お前は拒絶しないと約束したはずだろう。あれは嘘だったのか?」

「嘘じゃないです」

「だったら、従うんだろうな?」

「はい」

 結局のところ、こうなるだろうということは璃子にも分かりすぎるほど分かっていた。

 しかしそれでも、璃子は一応の拒絶を示したくなるのだ。

 実のところ璃子は心のどこかで、藤崎のプレイを心待ちにしてしまっている自分に気づいていたのだった。

 資料室の時も、プールの時も、カーセックスの時も、「誰かに見られるかもしれない」という不安が、底知れぬ快感を生むことを実感してしまった璃子。

 そういうプレイが行われると聞いては、璃子が期待してしまうのも無理もなかった。

 だが、自分がそんな変態的なプレイを望んでいるということを認めたくない気持ちもまた、璃子の中には確かにあるのだ。

 それでどうしても、形ばかりの拒絶や抵抗を示してしまうのだった。

 藤崎に促され、周囲を気にしつつ、ストッキングとショーツを下ろす璃子。

「こんなところを誰かに見られたら」と思うと、早くも秘所が湿り気を帯びてくるのを璃子は感じていた。

 藤崎はそんな璃子の真ん前にて、素早くしゃがみ込むと、濡れ始めた花裂の中へとバイブを一気に挿入する。

 屋外ということで、声こそ我慢した璃子だったが、身体をビクッと揺らしたことから、早くも感じていることは藤崎の目にも明らかだった。

 藤崎の指示で、璃子はショーツとストッキングを元に戻す。

 下腹部にバイブの硬い感触を感じ、璃子は頬を真っ赤にしながら狼狽していた。

 何度も何度も、人が来ないかきょろきょろ辺りを見回しながら。

 藤崎は璃子から少し距離をとると、おもむろにリモコンを取り出す。

「では開始だ」

 そう言うとともに、スイッチをオンにする藤崎。

 その瞬間、花筒内に挿し込まれたバイブが音を立てて振動し始め、璃子は思わず大きな声をあげてしまった。

「あぁっ!」

 バイブ挿入の瞬間から濡れる一方だった花筒を、硬いバイブが小刻みにこすっていく。

 声が出ないように口を手で押さえながら、あまりの快感に璃子は目を閉じ、眉間に皺を寄せていた。

 工事の音やセミの声が響く屋外にも関わらず、バイブの振動音はやけに大きく、璃子の耳には聞こえている。

 璃子は心の中で「大きな音! これじゃバレちゃう!」と思い、羞恥と狼狽に身を焦がした。

 溢れに溢れる花蜜は、花裂からとろりとこぼれ出し、ショーツを濡らしていく。

 もはやじっとしているのも困難になってきた璃子は、主に脚や腰などを急激に動かしながら、徐々に内股になってきた。

 会社の裏手というこの場所にて、えも言われぬ快感に襲われている璃子の姿を、満足げに見つめる藤崎。

 時折、抑えきれぬ声を漏らしながら快感に耐える璃子の姿は、藤崎にとってこの上なく扇情的だったようで、そのシンボルは服の下で明確な反応を見せていた。

 それでも平常時と少しも変わらぬ声の調子で、藤崎が言う。

「強めるぞ」

 言うが早いか、藤崎はさらにリモコンを操作し、振動を「強」にした。

 いっそう大きな音を立てて、バイブが璃子の花筒の中で大暴れしていく。

「あぁぁ……! んあぁっ! ダメ……! 止めて……!」

 声を我慢できなくなった璃子は、敬語を使う余裕すらない。

 次から次へと花蜜が溢れ出て、バイブを包み込み、ショーツを濡らした。

 璃子は心の中で「こんなに大きな音じゃ、誰か人が来たらたちまちバレちゃう! どうしよう! でも、この気持ちよさ……ダメ!」と叫ぶ。

 その肉体は性感に屈服し、悦びを爆発させてしまっているようだった。

 無機質なバイブをねっとりと包み込む果肉は、キュッキュッと締め付けている。

 目を閉じ、口に手を当てたまま、脚を閉じたり開いたりする璃子は、事情を知らない人が見ても「何か性的な理由から暴れているな」と見抜ける様子をしてしまっていた。

 たまによろめくような動きまで見せて、必死で声を我慢する璃子。

 やがて満足したのか、藤崎はバイブの電源を切った。

 唐突にそのバイブ責めから解放され、璃子はストンと膝から崩れ落ちる。

 バイブの音が消え、璃子の荒い呼吸の音が、藤崎の耳に届くほど大きく聞こえていた。

 ショーツもストッキングもぐっしょり濡れてしまっている。

 璃子は内心「こんな状態じゃ、事務室に戻れないよ!」と思って、泣きそうになっていた。