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天国の扉

ちょいS部長の羞恥レッスン35

 それは突然のことだった。

 花筒に挿入されたバイブが急に激しく振動したのだ。

 藤崎がリモコンを操作したからだということは、すぐに璃子にも分かった。

 しかし、声を我慢することと、その場でじっとすることに必死な璃子には、抗議する余裕はない。

 藤崎はというと、悠々と立ち止まり、璃子の様子を近くから観察していた。

 予想を遥かに上回るほどの激しさで暴れるバイブに、本人の意に反して璃子の肉体は快感に悦んでしまっている。

 それでも璃子の理性は必死に「周囲にバレたくない」と叫んでいた。

 バイブの音は確かに鳴っていたはずだが、周囲の喧騒に紛れて、璃子にも藤崎にも全く聞こえていない。

 その面ではバレる危険性は少なかったが、しかしながら、「すぐそばに大勢の人がいる」という状況が璃子を焦らせ、狼狽させていた。

 プールで遊ぶ人混みの真っ只中にて、花筒内を激しくバイブでこすられ続ける璃子。

 璃子は唇を噛み締めて声を押し殺し、ガクガク震える脚をしっかりと踏ん張り、どうにか耐えていた。

 ところが、藤崎がさらにリモコンを操作する。

 次の瞬間、バイブの振動が増幅し、璃子の口から思わず小さな声が出た。

「あぁっ」

 両脚を閉じたり開いたり、せわしく動かしながら、璃子はどうにか耐えようとする。

 だが、堪えきれない声が、断続的に口から漏れてしまっていた。

 そんな璃子に、藤崎がスッと近づいて耳打ちする。

「既にかなり不審な様子だぞ。バレてもいいのか?」

「あぁ……あ……あぁぁ」

 璃子は答えることすらままならない。

 その場にとどまりつつも、身体はくねり続ける。

 心の中で「こんな場所でイっちゃったら大変。周りに気づかれないか不安! でも、どうしてこんなに気持ちいいの」と叫び、困惑する璃子。

 藤崎が引き続き囁いてきた。

「子供が水中に潜って、お前の下半身に近づいたら、バイブに気づくかもな。既にそれだけ腰を動かしていて、声まで出しているから、怪しい者と思われるだろう」

 この言葉により、快感と同じくらい大きな羞恥を感じる璃子。

 藤崎は容赦なく追い討ちをかけるように囁き続ける。

「これだけ大勢の人に囲まれている状況で、お前はバイブを挿入しているんだぞ。『人に見られるかも』と思うと、さらに興奮するはずだ」

「あぁ……うぅ……あぁぁ」

 璃子は反論できなかった。

 実際、「バレたらどうしよう」という思いが、快感すら高めていることを璃子自身も気づいてしまっていたので。

 ビキニ姿という半裸に近い格好だということも、底知れぬ解放感を璃子に与えていた。

 そしてそのことも、興奮と快感を高めているのだ。

 バイブの責めを受け続けた璃子の心は快楽に屈服寸前で、「このままイかされたら、どんなに気持ちいいだろう」という思いを消し去ることは既に困難になっていた。

 手で口を押さえ、必死で声を我慢するも、身体が大きく揺れ動くことは我慢できない璃子。

 すぐそこまでクライマックスが迫っていることを、璃子は感じ取っていた。

 リモコンを操作しつつ藤崎がさらに言う。

「よし、イかせてやろう。大勢の人がいるプールの中で、ビキニ姿でイけ」

 藤崎が言い終わるのとほぼ同時に、バイブの振動が最大限まで激しくなった。

 花筒を思いっきりこすられ、璃子はますますじっとしていられなくなる。

 口を手で押さえているため、どうにか大きな声は止めることができているが、高まり続ける興奮と快感はどうしようもない。

 とうとうクライマックスの瞬間が、璃子に訪れてしまった。

 大勢の人が周囲にいる中で、花筒内のバイブにより至高の瞬間を味わわされる璃子。

 快楽の電流が総身を駆け抜ける感覚に、璃子は身を震わせ、恍惚の表情を浮かべてしまった。

 幸い、手でガードしているため、声こそほとんど漏らさなかったが、そんなことでは璃子の羞恥はほとんど軽減されない。

 しかしながら、その羞恥もまた、快感と紙一重であることを、璃子は感じてしまっていた。