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天国の扉

ちょいS部長の羞恥レッスン32

 やがてシンボルが大人しくなったが、璃子はすぐには動くことができない。

 快楽の余韻が、璃子から思考能力や力を奪い取ってしまっていたからだ。

 シンボルを花筒に受け入れたまま、藤崎のたくましい身体にしがみつくように、両腕と両脚を絡ませている璃子。

 璃子は「あらかじめピルを飲んであるので、妊娠する可能性は極めて低い」と頭では分かっているはずだったが、再三にわたる膣内射精のたびに半ば本能的に「本当に妊娠しないかな。大丈夫なのかな」という心配が頭をよぎることもあった。

 璃子がこんな心配をするのも、経験不足が一因なのかもしれない。

 しばらくしてから、藤崎がやや充足感を感じさせる声色で言った。

「前の男と、この体位でよく交わっていたんだろ」

 この言葉により、璃子は必然的に友則のことを思い出してしまう。

 藤崎の言うとおり、璃子と友則はしょっちゅうこの体位で交わっていたのだ。

 そして、いつも友則が行為後すぐ身体を離し、タバコに火をつけていたことを璃子は思い出す。

 そのことを思うと、藤崎がこうして、すぐに身体を離そうとせず、そのままの体勢でいてくれることが意外で、藤崎らしくないように感じた。

 藤崎と初めて交わったときにも似たような感想を抱いたのだが、今回のことで、改めてそう感じられた璃子。

 しかし、そこまで考えたとき、璃子は我に返り、「質問に答えないと」と思って、正直に言った。

「は、はい……」

「そうか」

 藤崎の返事は、もう何度も聞いたものと同じだ。

 それなのに、以前とは違い、自分がこの答えを「冷たい」とも「素っ気ない」とも感じていないことに、璃子は気づいた。

 内心「そういうことにも、慣れてきたのかな」と思う璃子。

 そして、藤崎との性交をもはや全く嫌がっていないどころか、今こうして抱き合っている状態に、喜びにも似た感情を抱いていることにも気づき、璃子は羞恥に頬を染める。

 いくら認めたくなくとも、「終わった後、しばらくそのままでいてくれることが嬉しい」という自分の気持ちに、璃子は嘘がつけなかった。

 すると、藤崎が璃子の髪に触れながら言う。

「おい」

 璃子は「さすがに、もう身体を離すのかな」と思い、名残惜しさを押し隠して少し身体を離す。

 そこでいきなり、髪をなでながらキスをされたので、璃子は驚きに目を見開いた。

 しかし、すぐにうっとりしてしまい、熱烈なキスに身をゆだねる璃子。

 依然として一つに繋がった状態のまま、二人は舌まで絡めあう濃厚なキスを続けた。

 数十秒後、藤崎がゆっくり顔を離したので、璃子はそっと目を開け、藤崎の目を見つめる。

 恍惚の表情を隠すことすらできず。

「璃子、いいか。言い忘れていたが……この関係が続いているうちは、他の男に抱かれるな」

 予想外の言葉に再び驚かされる璃子だったが、すぐに答える。

「はい、もちろんです。そんな、高虎さんを裏切るようなことは絶対にしません」

 璃子は本心から言っていた。

 璃子としては、「どんな状況であれ、同時期に複数の男性と関係を持ちたくない」と強く思っていたので。

「素直になってきたな」

 そう満足げに言う藤崎を見て、璃子は嬉しいような恥ずかしいような複雑な気持ちになった。

 璃子が「ありがとうございます」と言葉を返すと、藤崎がさらに言う。

「俺のモノにも慣れてきたか。どんな感触だ?」

「え……。あ……硬くて……すごく熱いです……」

 こういうことを言わされる恥ずかしさには一向に慣れない璃子。

 だが、藤崎はさらに尋ねる。

「形はどうだ?」

「あ……ゴツゴツしています……」

「太いか?」

「あ、はい……」

「ふん、その太くてゴツゴツしたモノで散々かき回された挙句、中に子種をぶちまけられたわけだな、璃子は」

「はい……」

 璃子は恥ずかしさのあまり、ややうつむく。

 そんな璃子の様子を満足げに眺めた後、藤崎が言った。

「さて、後始末をする。離れろ」

「はい」

 璃子には名残惜しさも多分にあったが、そんなことを言えるはずもない。

 シンボルから離れた璃子の花裂からは、藤崎が出したばかりの白濁液が溢れ出ていた。