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天国の扉

美術教師の羞恥デッサン67(藍里編8)

「あぁっ!!」

 藍里は短く叫ぶとともに、クライマックスの大海原へと飛び込んでいった。

 目を閉じ、身体を小刻みに揺らす藍里。

 藪下のたくましいシンボルを受け入れたまま、果肉は鋭い収縮を開始した。

 すると、藪下も達したらしく、藍里の奥底までシンボルを突き入れたまま「ああ」と小さく声をあげる。

 次の瞬間には、シンボル先端から熱くて濃厚な樹液が射出され、藍里の花筒内へと広がっていった。

 光範との情交時には必ず避妊具を使用していたので、こうして膣内射精されるのも、藍里にとっては初めてのことだ。

 至高のクライマックスのさなか、藍里は心の中で「藪下先生のがドクンドクンって脈打って、お腹がどんどん熱く……。まさか……! 先生、中で出してる?!」と叫ぶ。

 しかし、そんな狼狽と驚愕をも飲み込んでしまうほどに、藍里が受けた悦楽は絶大だった。

 藪下のシンボルを愛おしげに食い締め、花筒はさらなる樹液発射を促してしまっている。

 シンボルはそれに応えるかのように、藍里の中を樹液で満たしていった。

 やがて樹液射出が終わりを迎えるも、藍里を刺し貫いた状態のままで藪下が言う。

「お互い気持ちよくなれたな。これですぐにデッサンへと移……」

 藪下が言い終わるより先に、藍里が遮るように言った。

「先生、酷いですっ! 無理やり私を犯して、中に出すなんて……!」

「藍里だって、俺を求めていただろ? デッサンは芸術のための行為なのに、見られるだけでびしょびしょに濡れた挙句、じっとしていられなくなったのは誰だ?」

 悪びれる様子もなく言う薮下。

 媚薬の事を全く知らない藍里は、先ほどの自らの痴態を思い出すと、とてもではないが言い返すことはできなくなってしまう。

 この機を逃すまいと、藪下がすかさず攻勢に出た。

「ただ、恋人がいる春日井にとっては、気が進まない行為だったかもしれないのは分かる。デッサンは今日だけで終了ということにするが、報酬は満額しっかり支払うから大目に見てくれ」

「え?!」

 この申し出に仰天する藍里。

 いまだに薮下のシンボルを花筒に受け入れていることを忘れるほどに。

「あと、今日の事は私たちだけの秘密だから、全く心配する必要はない」

 そう言いつつ、そっとシンボルを抜いていく薮下。

 シンボルから解放された花裂は、とろりと白い涙を一筋流していた。

 すぐさま、花裂をティッシュで拭いながら藪下が言葉を続ける。

「私も少し冷静さを欠いていたな。申し訳なかった」

「あ、いえ、その……。ホントに誰にも……」

 少し落ち着いてきたことで、光範に対する申し訳なさと大きな罪悪感で心をいっぱいになる藍里。

 藍里としては「起きてしまったことはもうどうしようもない。後は、今回の件を内緒にしてもらって、もう二度とこのようなことがないようにお願いしなくては」という思いが強くなっていた。

 余裕の感じられる笑みを浮かべて、藪下が言葉を返す。

「ああ、もちろん。今日は申し訳なかった。それでは服を着てくれ」

 心の中で「大変なことになっちゃった。妊娠してないか心配だけど、今日は安全日だし、大丈夫なことを祈らないと。でも、これで完全に、藪下先生とのこの話は終わりにできるみたいだから、その点だけはよかったかも」と思いながら、服を着始める藍里。

 藪下はいかにも、「大金を支払う価値のあるセックスだった。俺としては十二分に満足だ」とでも言いたげな表情で、ニヤニヤしながら藍里を見ていた。

【第5章 終わり】