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天国の扉

美術教師の羞恥デッサン65(藍里編6)

 それから約2分後―――。

 お手洗いにて一人、藍里は困惑と憔悴に襲われていた。

 あまり時間がかかると藪下に迷惑がかかると知りつつも、お手洗いを出ることができない藍里。

 小用は済ませたのだが、やはり身体中が熱く火照る感覚だけは抜けないのだ。

 既に藍里は気づいていた。

 それが、性的興奮から来ているものだということに。

 乳首が立ち始め、花裂が湿り気を帯びていることなどを見れば、本人でなくても誰が見てもそれは明らかだった。

 他に何も考えられなくなった藍里は、やむなくその場で自慰をし始めることに。

 心の中で「先生すみません。先生のお宅のお手洗いで、こんなことしてるなんて……。早く済ませないと……」と呟くと、藍里は乳首や陰部を指でこすり始めた。

 とにかく「絶対に声を出してはいけない」とそれだけは注意しつつ、便座に座ったまま自慰を続ける藍里。

 全裸になって、薮下宅のお手洗いにて行っているという背徳感もまた、藍里の興奮を高めていた。

 すると、僅か2~3分後、ドアがノックされ、藍里は驚いて目を見張り、行為をストップする。

 ドアの外から藪下が声をかけてきた。

「おい、大丈夫か?」

 藍里は慌てて平静を装って答える。

「あ、は、はい。大丈夫です」

「そうか。いや、もう5分間が経過したから、様子を見に来たんだ。出てこれるか?」

 興奮は少しも鎮まっていないので、藍里には出られるはずがない。

「あ、あの……もう5分だけ……」

「分かった。ここで待っているから、早くしてくれよ」

「はい……。すみません……」

 藪下がドアのすぐそばで待つというのは、藍里にとっては困ったことだった。

 本来であれば、「どうして、そこで待つ必要があるのか」という疑問が当然浮かんでもいいところだったが、興奮や狼狽に苛まれている藍里の頭は冷静さを欠いており、そんなことまで気づけるはずもない。

 そして、藍里はまだまだ自慰を続けたい気持ちでいっぱいなのだ。

 そうしなければ、この興奮を鎮めることは不可能だと、今や藍里は確信していた。

 しかし、藪下がドア1枚隔てた先にいるということは、ますます声をあげられないばかりか、音も立てないように気をつけなければならない状況になったということだ。

 しかも、「ドアのすぐ外には藪下がいる」というこの状況が、藍里の興奮をよりいっそう高めてしまうことに。

 藍里は声を必死で我慢しながら、両手を動かして乳首や陰部を指でこすり続けた。

 ところが数十秒後、藍里はうっかり、こらえきれぬ甘い声を少し漏らしてしまう。

「あ……ん……」

 慌てて口をつむぐが、時既に遅し、だった。

 藪下は白々しく、怪訝そうな声色で尋ねる。

「気分が相当悪いんだろ? そんなに体調が悪いようなら、今日はやめにしてもいいぞ。その代わり……それだともう展覧会には間に合わないから、この話自体をなかったことにしたい。それでいいか?」

「あ、いえ、その……大丈夫です……。お待たせしてすみません! すぐ出ます」

 言うが早いか、もう一度水を流して手を洗った後、藍里はすぐさまお手洗いを飛び出す。

 藪下の揺さぶりが効いて、藍里が衝動的に行動してしまった結果だった。

 それから、二人して部屋に戻った後、先ほどのポーズを再びとる藍里。

 だが、肉体を支配する情欲は色濃く、藍里は既に「僅か数秒間でもじっとしていることすら難しい」という状態まで追い込まれていた。

 乳首はしっかりと立ち上がっており、花裂はぐしょぐしょだ。

 藪下は自席まで戻ることすらせず、その場で言った。

「やはり様子がおかしいな。1秒間たりとも、じっとできていないじゃないか。これでは、デッサンを開始することすらできないぞ」

「すみません……。あぁん」

 甘い悦びの声が藍里の口を衝いて出る。

 声さえも我慢できない状態に、藍里は陥ってしまっていたのだ。

 腰はひっきりなしに艶かしくくねり、花裂は大量の花蜜にまみれて光っている。

 そんな藍里を見下ろしながら、笑いを必死にこらえている様子で藪下が言った。

「ん? 裸を見られて興奮しているのか?」

 思いも寄らぬタイミングで図星をつかれ、一段と動揺する藍里は言葉も出ない。

 すると、なんとしたことか、藪下はしゃがみ込んでモデル台へと急接近すると、藍里の花裂へと手を伸ばす。

 そして、花裂を指で激しくなぞり始めた。

「ひゃんっ! あぁぁんっ!」

 腰を急激にビクンと動かし、反応する藍里。

 もちろん、相当な驚きがあったのだが、それをすぐにかき消すほどの快感が藍里を包み込んでしまう。

 藪下は穏やかな声色で言った。

「やはり興奮しているみたいだな。全く恥ずかしがる必要はないぞ。初めてのモデルにはよくあることだ。そのうち、慣れてくれば気にならなくなるが。今はこうして、私が触ってすっきりさせてやろう」

「やっ! だめっ!」

 藍里は慌てたが、その肉体は既に悦楽にとろけてしまっており、逃げることは出来なかった。

 藪下はせわしない指遣いで、陰豆や花唇を撫で回していく。

 花蜜を次から次へと流しながら、藍里は悩ましげに腰をくねらせ続けた。

 耳まで真っ赤になりながら。