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天国の扉

美術教師の羞恥デッサン64(藍里編5)

 藪下は毅然とした態度で言った。

「それなら、今回のモデルはここまでになる。前払いで支払った金額しか支給できないが、了解してくれ」

「ざ、残念ですが……」

「私も残念だ。もう今回の展覧会には間に合わないから、諦めることにする」

 肩を落として言う藪下に、藍里の同情心が動きつつあった。

 恐る恐る藍里は言う。

「あの……。他のモデルさんは……」

「今から探すのは不可能だ」

 藪下はこう言っているが、もちろん大嘘だ。

 展覧会があることと、そこへ作品を毎年出品していること、そこまでは事実ではあるが、そもそも裸婦画をそこへ出品する予定はないので、実はその時点で嘘八百だった。

 藍里の心を揺さぶろうという意図からだろう、藪下は落胆した様子で言葉を続ける。

「春日井は私にとって、理想的なモデルだと思ったんだが……。春日井本人が嫌がるのなら、仕方ない。私としても、無理強いはできないからな。気にしないでくれ」

 藪下は、1年H組の頃から藍里の担任を続けており、藍里の性格についてもある程度掴んでいる様子だった。

 なので、こういう作戦に出たのだろう。

 そして、この作戦は藍里に対しては有効だった。

 一番上の姉の朱里が、しょっちゅう同じ手に乗せられていたのと同じく。

「や、やっぱり……言われたとおりにします。その……芸術のため、なんですよね?」

 この発言は、藪下にとって「渡りに舟」だったようだ。

 途端に元気さを取り戻した藪下が言った。

「もちろん、芸術のためだ。協力してくれてありがとう。さすが、春日井は優しいな」

「い、いえ、そんな……」

 普段なら褒められて嬉しいところだが、状況が状況なので笑顔はない藍里。

 藍里は深呼吸をしてから、気にしないふりをしつつ、ガバッと脚を開く。

 膝を立て、M字開脚をしたことによって、ついに藍里の恥ずかしい部分全てが白日の下に晒されてしまった。

 藍里の花裂は淡い色をしており、その美しさは藪下の視線を釘付けにしてしまう。

 脚を大きく広げていることで、花唇までもが僅かに開いていて、薄ピンクの内部が少し覗いている。

 教師と生徒という間柄とはいえ、高校入学以来の付き合いである薮下相手に、「彼氏にしか見せない部分」を凝視され、藍里は羞恥に身悶えした。

 それとともに、不思議な感覚が湧いてきて、藍里をいっそう困惑させることに。

 それは、「彼氏にしか見せない恥ずかしい部分を、彼氏ではない男性の目に晒している」というこの状況の背徳感が生んだ性的快感だった。

 乳首が立ち上がり始めたり、花裂が湿り始めたりしたことを、藍里自身も気づいており、そのことがますます羞恥と狼狽を高めていく。

 藍里は心の中で、「光範君にしか見せたことがない部分―――彼氏以外には見せちゃいけない恥ずかしい部分を、藪下先生に全部見られちゃった……。なのに、なんでちょっと気持ちよくなってきてるの、私?! 変態じゃないのに……!」と叫んでいた。

 藍里は知る由もないことだが、ペットボトルのお茶に仕込まれた媚薬の影響もあったのだろう。

 本人の意思に反して、藍里の肉体はどんどん性的興奮の渦に巻き込まれていった。

 藍里の秘められた部分をあますところなくたっぷり視姦した後、いったん立ち上がって先ほど藍里が脱衣していた最中に準備していた洗面器等を持ってくる薮下。

 それから、早耶香や未桜に行ったときと同じ手順で、剃毛が開始された。

 シェービングクリームを塗られる際には、とうとうその陰毛を藪下の指で触れられることとなり、藍里は激しく動揺する。

 藪下は「整える」と言っていたのだが、その実、藍里の陰毛を全て剃る気満々だったらしい。

 いかにも「俺のもの」とでも言わんばかりの堂々たる指遣いで、藍里の陰毛全体にシェービングクリームを行き渡らせると、慣れた手つきで藪下は剃刀を使い始めた。

 そして、あっという間に藍里の陰毛は全て剃られてしまうことに。

 仕上げとして、媚薬を混入させたアフターシェービングローションを剃り跡全体に塗りこみながら藪下が言った。

「これでだいぶ描きやすくなったぞ」

 陰毛のすっかりなくなった恥丘を、薮下の指で何度も何度も撫で回されている藍里は、羞恥と狼狽のあまり声を出すことすらできない。

 藍里は内心「早く塗り終わって! 恥ずかしい部分をもう触られたくない」と叫んでいた。

 藪下のほうは藍里の様子にはお構いなしの様子で、必要以上に何度も恥丘に指を這いまわしていく。

 それどころか、どさくさに紛れて、藍里の花唇や陰豆までも、時折指で触れていた。

 そうして藍里の陰部をひたすら触りまくった後、藪下が立ち上がって言う。

「それじゃ、デッサンへと移るとしよう。寝ポーズを描きたいから、その場で寝そべってくれるか?」

「はい……」

 そして再び、藪下が指示を飛ばしていく。

 藪下が求めたポーズは、仰向けに寝転び、右腕を頭のほうへ回し、両膝を曲げて右膝だけ立てるポーズだ。

 このポーズをとると、必然的に再び脚を大きく開くことになってしまうことが藍里にも分かっていたが、ここに至るまでに既に散々藪下から身体を見られたり触られたりしているので、半ば自暴自棄のような気持ちになっており、素直に従っていく。

 こうして再び、性器の中まで藪下に見られてしまった藍里。

 陰毛を全て剃られた後なので、なおのこと、花裂がはっきり目立ってしまっている。

 すると、ここで突如として、身体の内側からじんわりと熱くなっていくような不思議な感覚を藍里は覚えた。

 そう、媚薬がその牙をむき始めたのだ。

 薬の効果はいつもどおり絶大で、瞬く間に藍里の肉体を情欲の虜(とりこ)としてしまう。

 自席へ戻りながら「では、今から10分間とする」と言って、デッサンを開始しようとした薮下に向かって、藍里が言った。

「な、何だか身体が熱くて……おかしいです。少しだけ……休憩、ダメですか?」

「本来ならそういうことは非常に困るんだが、春日井は初モデルということだし大目に見ようと思う。お手洗いなら、なるべく早く済ませてくれよ」

「は、はい……」

 内心「お手洗いへ行きたいわけじゃないんだけど、休憩時間をもらえてよかった。何だかすごく変な気分だし、早く気持ちを落ち着けないと」と思いながら、藍里はモデル台を下りる。

 そして、藪下からお手洗いの場所を聞いてから、藍里はローブを羽織ることすら忘れて、部屋を出ていった。

 藍里が振り向かないのをいいことに、ニヤニヤ笑う藪下を残して。