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天国の扉

美術教師の羞恥デッサン39(亜美子編3)

 未桜のデッサンが午前中にあった日の午後3時過ぎ、藪下宅の一室には藪下と亜美子の姿があった。

 午前中だけで美術部の活動(この日も前日も、いやらしいことしかしていないのだが)を終え、昼食後すぐに帰宅した藪下は準備を整え、亜美子が来るのを待ち構えていたのだ。

 亜美子は相変わらず、約束時間である3時を少し過ぎてからようやくやって来たが、亜美子の遅刻には藪下はもう慣れっこらしい。

 遅刻には一切触れず、普通に挨拶を交わした後、藪下は亜美子を比較的広い一室へと案内してきたところだ。

 亜美子は唾を何度も飲み込んだり、手をせわしなく動かしたりしながら、表面上は平気そうに微笑んでいる。

 淡いイエローのキャミソールに、黒いマイクロミニスカートという出で立ちの亜美子に向かって、藪下が早速言った。

「じゃあ、蓬澤もさっさと終わらせたいだろうし、早速だが脱いでくれるか? そこに置いてあるバスケットの中へ脱いだ服は入れてくれればいい」

 言い終わると、藪下は既にセッティング済みの椅子に腰掛ける。

 そして、至極真面目な表情で、亜美子の姿を見つめ続けた。

 亜美子は内心「うわー、覚悟を決めたはずなのに、やっぱり緊張する! ここじゃなく、別室で着替えたいんだけど、そんなこと言い出すとまるで恥ずかしがってるみたいに思われて嫌だから、我慢するしかないか。っていうか、ヤブッチなんでこっち見てんのよ! ま、まぁ、どうせこの後、裸を見られるわけだし、今見られても見られなくてもどっちでも一緒か。それに、ヤブッチは画家だから、アタシは全然恥ずかしくないし。医者に見せるのと同じようなもんだし」などと呟きながら、服に手をかける。

 それから、ぎこちない動きで、キャミとマイクロミニを脱ぎ去り、下着姿となった。

 これにより、上下ともに黒い色の下着を、藪下が送る熱心な視線のもとに晒してしまう亜美子。

 亜美子は心の中で何度も「ヤブッチひとりに見られるだけだし。どうってことないし」と自分に言い聞かせるように呟きながら、ブラのホックに指をかける。

 内心のドキドキを努めて気にしないようにしながら、亜美子はブラを取り去ると、一息にショーツまでも下ろして足から抜き取った。

 こうして、物心がついて以降は実の父親にすら見せたことがなかった亜美子の一糸まとわぬ裸身が、担任教諭の薮下の眼前に晒されることに。

 ここ数日で、やや日焼けが目立つようになった亜美子の肌へ、藪下は視線を這わせていく。

 まず、弾力がありそうで、形も美しい乳房が藪下の目を引いた。

 初めて男性の前でヌードになっている状況が、その乳首をごく僅かに立たせ始めているようだ。

 続いて、下腹部のほうへと視線を向ける藪下。

 藪下が少し意外そうな表情を見せたのは、その陰毛に処理された跡が見受けられたからだろう。

 実は前日の夜に、亜美子自身が手入れを施しておいたのだった。

 陰毛自体は平均的な濃さだったが、秘所を覆い隠すほどではなく、その秘められた部分が若干、藪下からも見えてしまっている。

 薮下の遠慮のない視線を全身に受け、亜美子は顔が火照り出すのを感じていた。

 心ひそかに「いくら何でも見すぎじゃない? じっくり観察しなきゃ絵を描けないのは分かるけど。アタシは別に何ともないから、勝手に見てりゃいいけどね」と嘯(うそぶ)く亜美子。

 かすかに震える両手で、グッと握りこぶしを作りながら、亜美子は内心のドキドキや緊張に気づかぬふりをして立っていた。

 担任教諭である藪下に、初々しい処女ヌードをくまなく視姦されながら。

 藪下は亜美子の乳首や陰毛などへ何度も何度も視線を向けつつ、自らのそばに用意してあったペットボトルを手に取ると、おもむろに立ち上がって言った。

「デッサンを開始すると、10分間は動かずに静止していてもらわないといけなくなる。なので、今のうちにこれでも飲んで、水分補給をしておいてくれ」

 もはや説明するまでもないことだが、そのペットボトル内のお茶には薮下の細工により媚薬が混入されている。

 裸身を晒している状態なので、藪下が近づいてくるだけで、亜美子は緊張し、足がすくんでしまっていた。

 しかし、自らのそんな反応を認めたくない亜美子は、心の中で「やっぱ、ヤブッチは気が利くなぁ」などと呟くと、明るく装った声で「ありがとうございまっす」と藪下に向かって言う。

 薮下の差し出したペットボトルを片手で受け取ると、何の疑いもさしはさまずに、亜美子は開封して中身のお茶をごくごくと飲んだ。

 少しだけ舌がザラザラするような違和感を感じた亜美子だったが、この場の異様な状況が影響しているからだろうと思い込み、疑惑が心をかすめることは一瞬たりともなかった。