スポンサーリンク
天国の扉

美術教師の羞恥デッサン11(早耶香編11)

 男子たちのテンションやボルテージは、再び最高潮に達した。

 そこかしこから、「ついにマ○コ完全開帳!」「毛がなくなった分、はっきり見えてありがたい!」「俺、生でマ○コを見るの、生まれて初めてだ!」「こんな可愛い子のをタダで見れるなんて!」「ビラビラの中まで丸見えだぞ、すげぇ!」「中も綺麗な色してんじゃねぇか! これは名器かも!」「マ○汁が奥からどんどん出てるな!」「俺たちに見られて大興奮なんだな! 最高すぎ!」「あぁ、俺のを今すぐあの中へぶち込みたい!」「今すぐ生セックスしたいよな! そして中出し!」などの野次が飛ぶ。

 遠慮のない感想を吐かれ、自らも興奮していることを指摘され、早耶香は恥じらいにぶるぶると身体を震わせた。

 だが、意志の力で花蜜を止めたり、乳首や陰豆を元のサイズに戻したり、そんなことができるはずもない。

 両腕や両脚を小刻みに震わせながら、早耶香は目を閉じたまま顔をしかめ、必死に耐えるしかなかった。

 男子たちと同じく、ニヤニヤしながら早耶香を見つめていた藪下が、ここで口を開く。

「モデル台の上で、じかに座ってもらうよりも、こうして椅子に座ってもらったほうが、低い目線からモデルを見ることができて、インパクトある絵にしやすくなるだろう。みんなは女性器に釘付けのようだが、描くときはありのまま描くように。さてと、次のポーズで今日は終わりとする。しつこいようだが、魚谷にとって初めてのモデルだから、やはり長時間同じ姿勢で我慢してもらうのは、負担が大きすぎるようだからな。男子諸君もその辺は了解しておくこと」

 股間をパンパンに膨らませた男子たちは、口々に「はーい」「分かりました」などと色よい返事を返す。

 その視線は早耶香の花裂から離さぬまま。

 早耶香としては、「早く次のポーズを」と、懇願するような思いで藪下の言葉を待っていた。

 藪下は咳払いを一つしてから平然と言う。

「最後は、二人のモデルによるポーズとする」

 早耶香を含め、教室中が一瞬ポカンとなった。

 モデルは早耶香だけだとすっかり思い込んでいたからだ。

 この部屋にいる、自分以外の人は全て男性―――早耶香はすぐに嫌な予感がした。

「出席番号順にモデルをやってもらおう。うちの部には、苗字が『あ』行で始める生徒はいない。『か』は……皆藤だな。頼むぞ」

 急に名前を呼ばれて、ビクッとする俊哉。

 早耶香は目を丸くしながら俊哉を見つめていた。

 この突然の指令に、俊哉がうろたえないはずはない。

 しどろもどろになりながら俊哉が言った。

「そんなこと……聞いてませんよ。僕が……ですか」

「魚谷があまりに恥ずかしそうだから、かわいそうに思わないか? 何度も言っているように、モデル初体験だから恥ずかしがるのは仕方ないことかもしれないが、やはり慣れてもらうに越したことはないからな。二人でモデルをするなら、恥ずかしさも多少軽減されるだろ。魚谷を助けるためだと思って、協力してくれないか?」

 藪下の言葉に、思わず早耶香が叫ぶように言った。

「そ、そんな……! 俊哉君も一緒にですか?!」

 俊哉と同じく狼狽する早耶香のほうは見向きもせず、藪下がさらに言う。

「魚谷を見捨てるなら、拒否すればいい。どうだ?」

 俊哉はいまだ混乱した様子だったが、すくっと立ち上がり、「じゃあ、やります」と言う。

「さすが皆藤。物分りが良い。さっさと脱いでくれ」

 驚愕と狼狽で声も出ない早耶香とは対照的に、俊哉は割とすぐに覚悟を決めたらしく、藪下が新たに用意したバスケットのほうへと歩み寄っていく。

 そして、これからの展開に胸躍らせる様子で見守る男子たちの前で、俊哉は制服を脱ぎ始めた。

 俊哉の脱衣開始前からすでに、そちらへは視線を向けることすらできなかった早耶香。

 それでも、脱衣の際に立てられた布がこすれるような音が、早耶香を動揺させていた。

 藪下は「恥ずかしさは軽減される」などと言っていたが、早耶香にとってそんなことは一切ない。

 むしろ、戸惑いと動揺がますます深まったように、早耶香は感じていた。

 だが、真面目な早耶香は、藪下の方針に口出しすることや、俊哉に向かって「やめて」などと言うことなどはできない。

 あっという間に、俊哉は服を全て脱ぎ捨て、全裸となった。