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天国の扉

美術教師の羞恥デッサン9(早耶香編9)

 お湯に浸したタオルをそっと早耶香の陰部に置く藪下。

 そして数十秒後にタオルを取り除けると、すっかり軟らかくなった陰毛全体に、シェービングクリームを塗り始めた。

 恥ずかしい部分の毛を指でじかに触られ、しかもそんな場面を多くの男子たちに見られて、早耶香は羞恥と狼狽に身悶えする。

 心の中で、「毛を触られちゃってる……! 男子たちはみんな見てるし、こんなのやだぁ……」と呟きながら。

 部屋中の視線を集めつつ、クリームを塗り続ける藪下は、時折我が物顔で陰毛を指でつまみあげたり、必要以上に顔を近づけたりと、まさにやりたい放題だ。

 やがて塗り終わると、いよいよ剃毛開始となった。

 洗い終えた清潔な剃刀をゆっくり慎重に動かし、早耶香の陰毛を剃っていく藪下。

 丹念な指遣いでそれを終えると、先ほどの濡れタオルで陰部を拭ってから、アフターシェーブローションを剃り跡に塗っていった。

 剃刀負けを抑えるためだ。

 再三にわたって、陰部に指を這わされ、早耶香は赤面する顔を隠す両手を動かせない。

 じっとできないほど興奮している男子たちは、目をギラつかせながら、恋人でもない男の指で、大切な部分を触られている早耶香の姿を見ていた。

 そして、アフターシェーブローションも塗り終えると、藪下はスッと手を離す。

 そこには、毛を全て綺麗に剃られた、早耶香の陰部があった。

 毛がすっかり見えなくなったことで、一番恥ずかしい花裂や陰豆などがより目立ってしまっている。

 花裂が相変わらず花蜜でしっとり濡れていることや、陰豆がぷっくり膨らんできていることから、早耶香もまた絶大な性的興奮に襲われていることが誰の目にも明らかだった。

 もっとも、陰豆同様にぷっくり膨らんだ乳首や乳輪、ほんのりピンク色に染まる肌などを見るだけでも、そんなことはすぐに分かるのだが。

 早耶香本人の意思や心に反して、その肉体は男を欲してしまっていたのだ。

 まるで男を誘うような香りの花蜜を、花裂から吹きこぼしながら。

 早耶香のつるつるになった恥丘や花裂などをしげしげと眺めつつ、藪下が満足げに言った。

「よし、仕上げも完了。これでいつでもデッサンに取り掛かれる段階までこぎつけたわけだが、ここで少し休憩時間をとろうと思う。再開は10分後だ」

 言い終わると、早耶香にローブを手渡してから藪下は立ち上がる。

 少し遅れて立ち上がった早耶香は「天からの救い」とばかりにそのローブを大急ぎで羽織り、身体を隠した。

 男子たちの多くは「トイレトイレ」と言いながら、美術室をぞろぞろと出て行く。

 部屋に残った男子たちは、引き続き早耶香のほうを見つめていた。

 早耶香は目を合わすことができず、気まずさを紛らわそうと、きょろきょろ辺りを見回し続ける。

 するとそこへ、藪下が小さめのペットボトルを差し出しながら言った。

「お疲れ様。これを飲んで水分補給をするといい。あと15分ほどで終わるから、もう少しだけ我慢してくれよ」

「は、はい……」

 そう答えてペットボトルを受け取った早耶香だったが、内心は「まだこれから15分間も、裸を晒さなくちゃいけないの?! しかもここには、俊哉君もいるのに」と思いながら、絶望的な気分に駆られていた。

 部屋に残る男子の中には俊哉の姿もあったので、早耶香がそちらへ視線を向けた瞬間、俊哉のほうも早耶香を見ており、二人の視線はぶつかってしまう。

 一瞬目をそらした俊哉だったが、思い直した様子で立ち上がると、早耶香のほうへと近づいてきて言った。

「その……。見てしまってごめん」

「ぜ、全然気にしないで……。仕方なかったことだし……」

 そこで会話は途切れてしまう。

 言葉が見つからない早耶香は、ペットボトルのお茶を少し口にふくむ。

 藪下から貰ったそのお茶は、パッケージやお茶自体の色など見た目は何の変哲もないものだったが、味は極めて微妙なものに、少なくとも早耶香には思えた。

 しかし、決して飲めないほど不味いわけでもないので、ちびちびと口に運んだ。

 気まずさに耐えかねた早耶香は、ペットボトルを床に置いてから、おずおずと言う。

「あ、ごめん、ちょっとお手洗いへ……」

 そして、「うん」と答えた俊哉をその場に残し、早耶香はトイレへと向かった。