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天国の扉

奇竹先生の卑猥な日常8(ローカルアイドル編1)

 奇竹書店から車で一時間ほどの距離のところに、奇竹は新たに土地を購入し、3階建ての建物を建てていた。

 その入り口に、「奇竹事務所」という看板やプレートを取り付けた奇竹。

 奇竹はここで、ローカルアイドルをマネジメントする事務所を始めようというのだった。

 奇竹のことなので無論、終着点は必ずいかがわしいことに繋がっているわけだが。

 奇竹はまず、ネットやリアルの掲示板を利用したり、ビラを配ったりして、事務所のことと、これから開くアイドルオーディションのことについて、地元に周知させた。

 手始めにオーディションと面接を開き、所属アイドルを雇おうというわけだが、奇竹にとってはむしろ、「その後の実際の活動よりも、個別の面接の方こそ重要だ」という考えを抱いているようだ。

 それもそのはず、個室で応募者と二人っきりになる面接で、色々よからぬことをしようと計画していたのだから。

 オーディション前日、事務所3階にある「所長室」にて、ひとり椅子にふんぞり返りながら、奇竹はパソコンで自身の事務所ホームページを眺めていた。

 そこにはオーディション応募者のエントリーフォームが大量に届いており、思わずほくそ笑む奇竹。

「いくら、俺の事務所が新米でショボくて、力も知名度も全くないとはいえ……合格すれば、一応、『ローカルアイドル』として活動できるわけだからな。応募する女はきっと、ルックスが悪くない女ばかりだろう。そして、俺が自分の趣味で、合格者を選んで……その三人と俺が面接で……ふははっ! 楽しみすぎてじっとしていられないぞ!」

 他に誰もいない部屋にて、奇竹は嬉しそうに立ち上がると、ピョンピョン飛び跳ねた。

 そして翌日、奇竹事務所の1階にて、オーディションが行われた。

 応募者が殺到したため、「午前の部」「午後の部A」「午後の部B」の3部に分けて実施されることに。

 もちろん三度とも、所長の奇竹もしっかり出席し、じっくりと品定めをしていた。

 アイドルが何人組になるかは、奇竹もまだ決めていないため、合格者の正確な人数も未定だったが、若干名になる予定だ。

 それに対して、応募者は40名を超えており、実に「狭き門」だといえた。

 もっとも、「合格者」は、イコール「奇竹にいやらしいことをされる人」という意味でもあるので、この事実を事前に知っていれば、ここまで多くの応募が来なかったことは間違いないだろうが。

 既に書類審査を経て、候補者は15名にまで絞り込まれていた。

 この15名を3部に分けて、審査することになるわけだ。

 この日のオーディションは、書類審査の次の言わば「2次審査」にあたるもので、合格者のみが後日行われる「最終審査」に進出する運びとなっていた。

 この「最終審査」こそ、奇竹とマンツーマンでの面接であり、そこで色々といやらしいことが行われる予定の場だ。

 もっとも、「拒否されなければ」の話だが。

 そのため、この日のオーディションでは、「いやらしい行為を受け入れてくれそうか」ということも、一つの大きな評価ポイントとして、奇竹を筆頭とする審査員たちが重要視していたのだった。

 奇竹以外の二人の審査員は、奇竹の古馴染みで、「部下」と言っても過言ではないほど、奇竹に忠実な男たちだ。

 なので、このオーディションの趣旨を十分に理解した上で参加しており、奇竹は心強く感じていた。

 そして、5名の参加者が最終選考まで進んだ。

 もっとも、オーディションでは、ただ1点「奇竹の好みのルックスや態度であるか」ということだけが重要視されており、参加者が必死で披露していた「ダンス、歌、一発芸、意気込み」などは、奇竹たち審査員にほとんど評価されていなかったといってもよい。

 実際、この5名のうち3名は、歌もダンスもイマイチな感じで、落選した子の中には「もっと歌もダンスも上手い子」がいたことは奇竹たちも認めていた。

 しかし、合格者たちには「『絶対やりたい』という意気込みを強く感じたから」などと、それらしい理由で合格を告げた奇竹。

 ともかく、その5名が参加する最終選考は、3日後に行われることとなった。