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天国の扉

怪しい媚薬の研究所44(桜子&徹編7)

 頬を赤らめたままの桜子が、すぐにティッシュを手に後始末に取り掛かる。

 ティッシュ数枚をぼとぼとに濡らしても、床にはまだ大量の小水が残っていた。

 桜子が泣きそうな声で言う。

「やだぁ……ティッシュが足りない……! ハンカチで拭くのは嫌だし……」

 すると、シンボルむき出しの状態のままで、徹がすくっと立ち上がると、ポケットティッシュを手に、桜子に近づいていった。

「俺も手伝ってやるよ」

 大慌てで徹に背を向ける桜子が叫ぶ。

「ええ?! やだっ! 自分で拭くからっ!」

 桜子の抗議も聞かず、徹はティッシュを数枚一気に使って、床を拭き始めた。

 瞬く間に、数枚のティッシュが小水をたっぷりと吸い込んでしまい、使い物にならなくなる。

 そんなことを繰り返し、どうにか徹は小水の大部分を拭き取ることができた。

 その間、羞恥のあまり、言葉も出ずに顔を伏せていた桜子。

 やがて、ティッシュをゴミ箱に捨てながら、徹が震える声で言った。

 露出されたシンボルは、さらなる興奮からか、上下に揺れている。

「お、終わったぞ」

「ありがとう……」

 消え入りそうな声でお礼を言う桜子。

 桜子も徹も、全く目をあわすことができなかった。

 すると突然、徹はその場でかがみ込み、シンボルをこすり始める。

 恥らう桜子もまた、密かにその秘所を指でこする動作を再開していた。

 目には見えないが、空気中に漂い続ける霧状の薬と、体内にある薬、さらにはテレビの映像と、三重にわたる誘惑が、二人を襲い続けていたのだ。

 お互い背を向け合っているとはいえ、先ほどよりも近い距離ということもあって、二人の自慰が立てる音は、お互いの耳にはっきりと届いていた。

 そして、そのお互いが自慰で立てる音もまた、二人の興奮を高めていたといえるだろう。

 目を鈍く光らせて、徹は突然立ち上がると、しゃがんでいる桜子の背中に近づいていった。

 気配を察知した桜子が、驚いて言う。

「きゃっ?! 徹……?!」

 下半身を露出させ、シンボルを右手で強くしごきながら、徹は黙って桜子のすぐ背後でしゃがみ込んだ。

 そして、桜子の左肩に優しく左手を置くと、耳元で囁く。

「桜子、ごめん……! 俺、我慢できない……!」

「え……?! ええ……?!」

 桜子としても、それだけの言葉で徹の言わんとするところを理解できたし、とっくに徹と同じ気持ちだったのだが、それでもはっきりと答えることができなかった。

 依然として、徹は自慰をやめずに言葉を続ける。

「桜子は大事な友達だし……。俺に対して恋愛感情がないことも知ってるけど……。でも、1回だけ、やらせてほしい!」

 シンボルから手を離すと、両腕で力強く、徹は桜子を後ろから抱きしめた。

 むき出しのシンボルが、自身のお尻の上に押し当てられているのを感じる桜子。

 桜子はそれでも、どうにか拒否しようとした。

 桜子としては、「ここで徹と関係を結んでしまっては、友達関係が壊れる」という思いが強く、徹の申し出を受け入れることができないようだ。

 桜子が唾を飲み込みながら答える。

「だ、だめ……!」

「一度でいいから、頼む!」

 徹はさらにきつく、桜子を抱きしめた。

 桜子も、徹と同じく目を情欲で光らせているものの、最後の理性を振り絞って答える。

「でも……! そんなことしちゃったら、私たち……!」

「ここで起きたことは、俺たちだけの秘密にすればいい! 誰にも言わないし、俺も二度とこのことを話題として持ち出さない! あと、俺はそこまで馬鹿じゃないから、一度そういう関係になったからって、『付き合ってくれ』とか『またやらせてくれ』とか、そんなことは言わないから!」

「う、うう……」

 左手で頭を抱える桜子。

 空いている右手は、秘所をこすり続けていたが。

 身体の甘い疼きが抑えきれず、桜子の気持ちは「承諾」に傾きつつあったものの、やはりそれでも自らOKを出す勇気が出ない様子だった。

「一度だけでいいから! 俺を助けるため、って思って……してくれ! なるべく優しくするから! それに、今こういう状況だから隠さず言うけど、前々から桜子のことは『可愛いな』とは思ってたし。もっとも、俺は二度とこういうことを桜子には言わないから……今日のことは一切秘密にするし、これからも今まで通り接するから……だから頼む! 俺を助けてくれ!」

 桜子は決心がついた様子で、後ろの徹を振り返りながら答える。

「い、いいけど……でも……私、初めてで、やり方とか全然……」

「は、初めてなのか?! そ、それは……何というか……。ホントに、いいのか?」

 つい今の今までの懇願は何だったのか、突然、今度はしどろもどろになって徹が聞き返す。