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天国の扉

セフレの彼は幼なじみ48

 まもなく、陸翔のシンボルが驚異的な回復を見せたので、対面座位で再び繋がった二人。

 この体位を選んだのは、菜那美だった。

 向かい合い、抱きしめあいながら交われるこの体位が、菜那美のお気に入りのようだ。

 再度、陸翔のシンボルで貫かれ、うっとりと目を細める菜那美が言う。

「あんっ……さっきよりも硬くなってるかも! ねぇ、私の中、かき混ぜてみて。陸翔の出してくれた液と、私のを混ぜたい」

「分かった。しっかり混ぜてやる」

 言いつつ、身体を動かし始める陸翔。

 菜那美の中で、シンボルが再び暴れ始めた。

 すぐに結合部から音が漏れてくる。

「ああぁっ! 私の中、かき回されてるっ!」

「気持ちいいぞ、菜那美。クチュクチュ、音もしてるな」

「あん、恥ずかしい! でも、嬉しい!」

 うっかり口を滑らせる菜那美。

 ハッと気づき、陸翔の顔色をうかがうが、不審がられている様子もなかった。

「気持ちよくて嬉しいか! 俺もすごく気持ちいいぞ。ほら、俺たちの繋がってるとこ、毛までこすれているな」

「ホントだぁ、ああん……それも気持ちいいっ!」

 菜那美にとっては、二人が立てているいやらしい音ですら、至福の調べだった。

 強く強く、「このまま、陸翔と一つに繋がっていたい」と願う菜那美。

 二人はそこから、スムーズに二回戦へと突入していった。

 二回戦でも、陸翔はたっぷりと樹液を菜那美の中へと流し込んだ。

 立て続けに、愛しい陸翔の樹液を受け、恍惚の表情を浮かべる菜那美。

 その後、後片付けをし、この日の性交はここまでとなった。

 服を着て、しばらく陸翔と歓談したあと、菜那美は自宅へ帰ることに。

 名残惜しい気持ちを押し隠して。

 そして翌日、いよいよ、菜那美が首を長くして待っていたダブルデートの日が来た。

 菜那美はあまりに楽しみにしすぎていて、前夜なかなか寝付けずに寝不足の状態だ。

 陸翔と智孝が揃って午前中は部活なので、午後からプールへ向かうこととなっていた。

 昼食をとった後、逸る気持ちを抑えきれず、約束の時間よりも数分早く、陸翔の家へと向かう菜那美。

 家が隣同士ということで、陸翔と菜那美は一緒に、待ち合わせ場所である駅前まで行くことにしていたのだった。

 玄関先で待たせてもらっていると、準備を終えた陸翔が出てきて菜那美に言う。

「待たせてすまないな。じゃあ、行くか」

「うん!」

 そして、二人は連れ立って駅前へと向かった。

 駅までの道すがら、陸翔と並んで歩きながら菜那美が言った。

「今日は楽しもうね」

「おう」

 相変わらず短い返事だったが、その声色の明るさから、陸翔もまた楽しみにしているんだろうなということが菜那美にも分かった。

 さらに菜那美が言う。

「帰ったら……また宿題、一緒にしてくれないかな」

「今日はもう何も予定がないし、いいぞ」

「やった! ありがとう」

 思わず心が浮き立つ菜那美。

 ダブルデート自体も楽しみながら、菜那美はその後の時間までも楽しみになってきた。

 それと同時に、再び一抹の切なさが菜那美を襲う。

 今もこうして並んで歩いているのだが、自分は陸翔の恋人ではないからだ。

 恋人だったら手を繋ぐこともできるだろうに、と考える菜那美。

 しかし、「これから楽しいダブルデートに行こうというときに、何を落ち込んでるんだろう」と思い直し、菜那美はかぶりを振ってその考えを打ち消した。

 今度は陸翔が言う。

「そう言や、晩飯は何も予定がなかったな……。菜那美、一緒に食ってくれないか? 絵莉花は門限があって、午後6時以降に出歩けないし、他の友達も全て今日は都合が悪いんだとさ。でも、ひとりでメシを食うのって、わびしいだろ。菜那美の予定はどうだ?」

「あ、私は何も予定がないよ。ぜひぜひ!」

 即答する菜那美。

 まさか陸翔からこういうお誘いをかけてくれるとは夢にも思ってなかったので、菜那美は思わぬ僥倖に心が弾んだ。

 陸翔がやや頬を緩めて言った。

「じゃあ、決まりだな。ところで、すごく頼みにくいんだが……。……やっぱり、いいや」

「え? どうしたの?」

「いや、なんでもない。じゃあ、外食でもするか」

「え~。言いかけたことを教えてよ~。どんな頼みごとでも、私に出来ることなら引き受けるから」

 菜那美としては、陸翔の願いなら、何としてでも叶えたい思いだった。

 陸翔が根負けして言う。

「んっとなぁ……冷蔵庫の野菜が、そろそろ傷みかけてるんだ。夏はやっぱ日持ちしねーな。おふくろが後先考えずに買って、使わないまま旅行に行っちまって。で、俺は料理とかできないから、捨てることになるし、もったいないと思ってな。それで、菜那美って料理が上手かっただろ? こんなことを頼むのは、また借りを増やすだけだし、俺としても気が進まないんだが……」

「そういうことなら、ぜひお料理させてよ。帰ったら、冷蔵庫の中、見せてくれる?」

「菜那美はホントにいいヤツだよな、ありがとう。何を作ってくれるのか分かんないけど、もし足りない材料があるのなら、俺が買いに行くからそのとき言ってくれ」

「うん、分かった。任せて」

 こうして、夕食まで陸翔と一緒に食べられることになって、菜那美は喜びいっぱいだった。

 菜那美としては内心「夕凪さんも、あんなにクッキーを焼くのが上手いんだし、きっとお料理も上手なんだろうな」と考えたが、もちろん口には一切出さない。

 対抗心を燃やしているというわけではないものの、菜那美はまたほんの少しだけ、絵莉花に嫉妬していた。

 ただ、やはりあれだけ性格の良い人相手に、悪い感情を持つことはできない菜那美。

 そうこうしているうちに、二人は駅前へと到着した。